P1-P10

House of Hackney interview

CREATOR

Q1. 壁紙ブランドを立ち上げたきっかけは何ですか?

ベージュや白の壁や絵を飾った壁、単色の壁に飽き飽きしていました。だから自分たちで壁紙を作ろうと思ったの。

Q2. 壁紙に関する最初の思い出は?

小さい頃、教科書が汚れないように壁紙の端切れをブックカバーとして使っていました。

Q3. 自分のブランドを立ち上げる前に壁紙業界での経験はありましたか?

ありません。でもデザインしたパターンを洋服にプリントしていたわ。

Q4. デザイナーになる前はどんな仕事をしていましたか?

洋服の買い付けです。

Q5. 製品化にいたるまでの苦労話、エピソードはありますか?

それまで就いていた仕事を辞めて、ブランドを立ち上げるのはリスクがありました。それが一番大きいかしら。

軌道に乗ってからはすべて問題なしよ。

Q6. 壁紙が自分にとって大切なものになるだろうと思ったのはいつですか?

20 歳の時、それまでの貯金を全部はたいて『Liberty(リバティ)』の壁紙を買ったんです。 胸が高鳴りました!

Q7. 今までに大きな失敗はありますか? 

大きな失敗はないけれど、すべての失敗は自分をステップアップさせてくれると思っています。

Q8. あなたのブランドで一番大切なことは何ですか? 

壁紙にも洋服にもランプシェードにも食器にも、デザインした柄を美しくプリントすること。 何にプリントするかではなく、” プリントすること ” そのものを大切にすることを心がけています。 

Q9. インスピレーションはどこから得ていますか? 

自然からインスピレーションを受けています。無意識のうちに外の景色を室内に持ってこようとしているのかもしれませんね。例えば葉、花、レオパード柄、動物、鳥などなど。 

Q10. あなたのブランドを単語一つで表すとしたら? 

『オリジナル』 

誰にも作れない、私たちにしか作れないオリジナルのデザインを作り続けようと思っています。

Q11. あなたのブランドで一番売れている壁紙は何ですか? 

「Hackney Empire」「Flights of Fancy」「Palmeral」も人気だけど、一番人気は「Inferno」ですね。 

Q12. 気になっている壁紙のブランドはありますか? 

「Martinique」「de Gournay」と「Josef Frank 」が気になります。 

Q13. あなたの壁紙を楽器に例えるなら

ミュージシャンならディビッド・ボウイです。

Q14. 日本についてどう思われますか

日本も日本のみなさんも大好きです。

とても大事に思っています。

Q15. 最後に日本のファンに一言! 

Thank you!!

tracy9

Tracy kendall interview

CREATOR

Q1. 壁紙ブランドを立ち上げたきっかけは何ですか

18年前のある日 自分のキッチンを見渡してときめくものがないことに気がついたの。でも自分の好きなものを買う余裕はなかった。だから自分でナイフ・フォーク・スプーンの壁紙を作ったのよ。それが始まりね。 

Needed it for myself at home in the kitchen, couldn’t afford anything I liked so made my own, the Knife, Fork, and Spoon. 

Q2. デザイナーになる前はどんな仕事をしていましたか

大学のテキスタイルデザインの先生をしていました。 

University tutor. 

Q3. 自分のブランドを立ち上げる前に壁紙業界での経験は ありましたか

何度か個人的なクライアントの為にシルクスクリーンプリントの壁紙を作っ たことがあるわ。
I had hand screen printed wallpaper a few times before for different small clients for their spaces. 

Q4. 壁紙に関する最初の思い出は

幼い頃住んでいた家の一部屋にレンガ柄の壁紙が貼ってあったわ。その壁には姉が本物の卵の殻を使って作った素晴らしい馬のアートが飾ってあったのよ。 

We had a fake brick wall wallpaper in one of the rooms at home when I was little, with an amazing piece of artwork that my sister made of a horse but made from real eggshell pieces. 

Q5. 製品化にいたるまでの苦労話、エピソードはありますか

デザインや製作過程によって全然違うのよ。中には問題なくスムーズに制作が進む時もあるわ。でも新しいデザインを作るときはいつもチャレンジなの。だから壁紙を作るのが好きなの。 

That depends on the design and the production method to realize the design. Some are more straight forward than others but all new designs have a challenge, that why I like them. 

Q6. 避けられたであろうミスはありますか

失敗は成功のもとというでしょう?全て糧になっていくの。だから答えはノー。 間違いも時にはよかったりするもの。
We are all a product of our failures as well as our successes so, no, mistakes can be good. 

Q7. あなたのブランドを単語1つで表すとしたら

Bespoke(=「オーダーメイド」の意) 

Q8. Bespokeで変わった注文はどんなものがありましたか

・デンマークのMagasin du Nordデパートのクリスマスディスプレイ
2m x 2mのハートのオブジェとパネルを作りました。全てハンドメイドで縫って250,000個のスパンコールをつけたのよ。(写真5)

・チェルシー・ガーデン・ショー受賞の際の野外ステージ。(写真6)

Q9. インスピレーションはどこから得てるの

何からでもどこでもインスピレーションは生まれてくるわ。私は特定の場所 でインスピレーションを得るタイプの人ではないの。私のデザインのほとん どは全然違う様々な場所でインスピレーションを得て作られているからデザ インを仕上げる時に全体に深みが増すのよ。 一つの場所に留まってデザイ ンするとフラットで平淡なデザインになってしまうの。 

Anything and everywhere – I have no one ‘go to place’ for inspiration. Lots of my designs are inspired by many different sources so that the final design has a full-bodied depth to it, rather than being very flat and one dimensional in its approach. 

Q10. 愛する人に壁紙を送るとしたらどのデザインですか

For(k 今号表紙の壁紙)です。 初めて作った壁紙のひとつだから私の初恋なの。 The fork, it was one of the first, so it’s my first love. 

Q11. あなたのブランドの中で一番売れている壁紙はどれですか

「cutlery(今号表紙の壁紙)」と「In the White Room(写真7)」です。 

The cutlery and In the White Room. 

Q12. 尊敬している壁紙のブランドはありますか

Zuberです。彼らの歴史と技術の高さは他に類を見ないと思います。 

Zuber – their history and technical abilities are second to none. 

Q13. 壁紙業界に今後期待することはありますか

もっとオリジナリティをもって新しい、モダンなデザインの壁紙の登場を期待 しています。
More original new modern design. 

Q14. あなたの壁紙を楽器に例えるなら何

例えるなら楽器一つではなくてオーケストラのようなイメージ。私自身もオー ケストラのような性格なの。ひとつのことだけしているなんて我慢できないもの!
It could never be just one, it would have to be a chamber orchestra, I do too much to ever be just one. 

Q15. 日本と、日本の市場についてどう思われますか

日本には3度行ったことがあります。とても楽しかったわ。日本の方々のイギリ スブランドへの評価が高いのも嬉しく思っています。
I have enjoyed my three visits to Japan and love the Japanese appreciation of British brands. 

Q16. 最後に日本のファンに一言

情熱をもって。 

Passion 

koziel5

KOZIEL interview

CREATOR

Q1. 壁紙ブランドを立ち上げたきっかけは何ですか?

デパートの窓や舞台のようなインテリアが欲しかったけど、今まで一般向けの インテリアショップにはなかったんだよね。そもそもインテリアのルールが決 まりきっていて、真面目で面白くない。新しいルールとトレンドを作りたかった んだ。

Pouvoir satisfaire une envie personnelle de “théâtraliser” son intérieur à la manière d’une pièce de théâtre ou d’une vitrine de grand magasin. Un clin d’oeil ludique et décalé, ou comment s’affranchir des codes décoratifs souvent rigides, lisses, sérieux ou “entendus”. Bref, créer des motifs que je ne trouvais pas dans le commerce pour “Monsieur et Madame tout le monde” mais réservés réservés aux pros.

Q2. 壁紙デザイナーになる前はどんな仕事をしていましたか?

ブランド「koziel」を始める前は、独学で舞台装飾の勉強をしながら、それを活 かして10年間、チェーン店(ホームセンターやデパート、服飾店舗など)の店頭 ディスプレイのデザインをしていたよ。さまざまなジャンルがあったけど、特に フェイクのディスプレイが人気だったね。 店頭ディスプレイを見た一般のお客さんに同じフェイク風のインテリアがした いってよく言われたんだ。その時はフェイク風のインテリア商材が一般向けに まだ売られていなかったから、みんなにフェイク風デザインを提供しようと思 ったんだ!

Oui en quelques sortes. J’étais directeur de clientèle en agence de publicité pendant 10 ans. Je concevais des décors de vitrines pour de grandes chaînes de magasin internationales (Camaieu, Jules, Leroy Merlin, Sergio Tacchini, Auchan…)et il arrivait souvent que mes clients m’interpellent en me faisant part du désir de leurs propres clients à récupérer les décors de vitrines, tant ils plaisaient et ne se trouvaient pas ailleurs… Ces décors étaient souvent réalisés avec la technique du trompe-l’oeil. Alors l’idée de généraliser cet exercice de style au grand public m’est venu à l’esprit!

Q3. あなたのブランドで一番大切なことは何ですか?

「koziel」の特徴はフェイクデザインの幅広さ。特にこだわっているのは建物の 一部分、例えばレンガ、モールド(廻り縁)、本棚など壁紙とは思えないリアルさ を追求した最高の立体感だね。

Le territoire de notre marque est le trompe-l’oeil sous toutes ses formes avec un penchant pour les matières et les codes architecturaux qui nous entourent : les moulure, les briques, les bibliothèques. Retranscrire la réalité au plus près sans détérioration du réalisme, voilà notre point d’appui majeur et revendiqué.

Q4. 製品化に至るまでの苦労話や、エピソードはありますか?

一番は専門的な問題だね。 壁紙は、色やデザインのバランスが全て。明るすぎず、暗すぎず、きちんと調整 したデザインじゃないとヒット商品になるのは難しい。それだけじゃなく、タイ ミングもとても大事。いくら商品が良くっても、上手くトレンドを読めていない と売れないからね。 設立当初は今の印刷方法と違って生産にさまざまな制限があったから、リピー トデザインのものしか作れなかったんだ。だからデザインを作る時はきっちり 柄のリピートを決めないといけなかった。バランスが崩れないようにすごく注 意したよ。デザインとインテリアのバランスにもとてもこだわったんだ。

Le principal problème est d’ordre technique.
Les écueils sont multiples… En matière de papiers peints, une petite erreur de teinte et/ou de détails dans le motif peut compromettre le succès. Un poil trop foncé, un poil trop clair et votre création peut ne pas être appréciée. Autre erreur : sortir un modèle trop en avance pour son temps. Aussi pertinent soit-il, un motif trop spécial ou trop “tendu” artistiquement parlant peut passer à la trappe parce que le marché, les consommateurs ne sont pas prêts à l’accueillir.
Le vrai papier peint (pas le numérique) est imprimé sur des rotatives qui impose une répétition du motif. Cette caractéristique nous oblige une étude particulière des motifs pour une composition harmonieuse du mur sans accident visuel qui pourrait détériorer l’appréciation globale du motif répété.

Q5. インスピレーションはどこから得ていますか?

ファッション!ファションとインテリアはつながっていると思うんだ。今で は気軽に服を着替えるように、壁紙を変えることができる。昔の人は一度 に壁紙を大量に買って、一生貼り替えることはしなかったんだ。 でも、今は違う。気分や季節によってインテリアをコーディネイトできる 。 壁はその人の個性であり、その人のキャンバスのようなものだね。

L’univers de la mode vestimentaire est une source incroyable d’inspiration. Aujourd’hui la frontière entre la décor et la fringue est quasi inexistante. Les passerelles sont réelles : on habille les murs comme on s’habille soi-même. On change le décor comme on change de chemise : c’est aussi ça les nouveaux modes de consommation du papier peint. Avant nos parents achetaient du papier peint en grand nombre et pour un dizaine d’années… Aujourd’hui, notre mode de consommation à littéralement changé : on achète un ou deux rouleaux et pour quelques mois. On change le décor au gré de ses humeurs et de ses envies. On assume le changement, on désire le renouvellement. Bref, le décor du mur est un mode d’expression de soi, de son état d’esprit, l’envie de vivre, se sourire, de s’émanciper des codes.

Q6. あなたのブランドの中で一番売れている壁紙はど れですか?

やっぱり本棚柄! 『Bibliotheque』シリーズ(写真1)が大ヒットした理由は立体感と色味!

La collection bibliothèque est un succès incontestable. Déclinée en plusieurs coloris, et réellement bluffante elle cultive l’originalité des murs!

Q7. あなたが一番気に入っている壁紙は?

トイレスピリット!(表紙)

狭い空間を簡単にめちゃくちゃにすることができるだろ?この壁紙は最高の遊びグッズだね。この壁紙をリリースしてからビジネスが大幅に変わったんだ。ブランドのターニングポイントになったよ。

Un coup de bluff médiatique autour de la décoration des toilettes : “toiletspirit”. Où comment se lâcher dans une pièce de son intérieur… Le plaisir du délire et assumer ses envies de différence.

Q8. あなたのブランドを単語1つで表すとしたら?

騙し絵!

L’imposture (visuelle) dans sa forme la plus ludique et la plus positive qui soit.

Q9. 愛する人に壁紙を送るとしたらどのデザインですか?

昔から、フランスのとあるお城で生活することが僕のパートナーの夢なんだ。だから、高級感のある『Boiseries 8888-300』(写真3)がピッタリだと思うんだ!

Celui dont rêve mon être cher… Il veut la vie de château en quelques heures? Eh bien les boiseries Haussmanniennes le ravieront à coup sûr.

Q10. あなたの壁紙を楽器に例えるなら?

楽器じゃなくて、オーケストラかな。作品のためにチームが力を合わせて 全力を尽くす。壁紙がクライアントに気に入ってもらえるようにチームと して行動しているからね。

Pas un instrument en particulier, mais plus un orchestre où plusieurs instruments se mettent à jouer ensemble de concert afin de composer un création pertinente et séduisante qui porte le consommateur jusqu’au désir de posséder le papier peint

Q11. 今の壁紙業界についてどう思いますか?

壁紙は世界共通の商材。紙からフリース素材に変わって昔より貼りやす くなって、とても人気の高いインテリアグッズになったよね。フリース素材 に変更したのが壁紙業界にとって一番大きなターニングポイントだね。

Le papier peint est un support connu de tous (tout pays confondu) et les consommateurs ont de moins en moins de freins à la pose, notamment grâce à la qualité intissé (non woven) qui permet de poser les papier peint rapidement et sans bulles.

Q12. 壁紙業界に今後期待することはありますか?

壁がもっと自分らしいスペースを作れるよう、進化させていって欲しい。 有名ブランドに似せたデザインやおもしろくないデザイン、驚きがない 壁紙を無くしたい。 壁紙ってただの綺麗な飾りではなく、お客さんの好みと同時に進化す るもの。その進化に沿ったデザインを目指しているよ。

Que le papier peint continu sa mutation : le mur devient l’espace d’expression artistique de chacun d’entre nous. Au revoir les copier-coller des grands éditeurs, les designs trop sérieux et sans surprises. Bonjour l’audace. Le papier peint ne doit pas être que beau, il doit être intelligent et en phase avec l’état d’esprit des consommateurs. L’intelligence passe l’idée d’une déco mutante et jetable. Rien de figé, toujours en mouvement.

Q13. 気になっている壁紙ブランドはありますか?

”Elitis” と ”Arte” と “Designers Guild”。特に品質が最高だよ。それとオリジナリティがある小さいスタジオも好きだよ。

J’éprouve un grand respect pour Elitis, Artè, Designers Guild pour leur exceptionnelle maîtrise de la technique. Et quelques petits studios design pour l’originalité de leurs créations et leur culture graphique.

Q14. 日本と日本の市場についてどう思われますか?

Made in JAPAN といえば、品質が高くこだわりが強い印象を受けるよ。 ヨーロッパよりもディテールにこだわっていそうだね。デザインに対し ての制限がなさそうな国だとも思う。 日本の皆さんは毎日必死で働いて、職場環境のストレスが高そう。 だからこそ個性的なプライベート空間を楽しむことでストレスを発散し てるイメージ。

Un marché très proche des codes occidentaux avec un niveau d’excellence encore plus poussé. Les japonais ont dans le coeur le souci du détail et se assument aujourd’hui des designs ludiques et décalés. Sans doute la traduction de leur besoin de vivre leur envies à l’instant présent sans repousser au lendemain incertain… Le stress du quotidien booste l’envie d’autre chose… La satisfaction immédiate et sans retenue. La maison est un cocon à présever où l’expression de soi prend toute sa dimension, murs y compris.

Q15. 最後に一言!

誰にも気付かれないような存在にはなりたくない! 中途半端が嫌なんだ。白黒はっきりさせたい。グレーじゃ意味がないか らね。これからもインパクトのあることをして、自己主張していくつもり だよ。

Chaud ou froid. Jamais tiède. Que l’on aime ou que l’on déteste… Peu importe : le principal est de le pas passer inaperçu… Etre transparent, il n’y a rien de pire.

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Louise body interview

CREATOR

      

      

Q.壁紙ブランドを立ち上げたきっかけは何ですか? 

もともと私は柄が続くデザインを作っていたから自然な流れで壁紙へのシフトしたと思うの。 他とは違うものが欲しい人たち、もっと「アーティスティック」なものを求めている人たちにとっては限られた選択肢しかなかったから面白い壁紙を作ってみたらどうかって思ったのよ。その時の壁紙業界はまだあんまりファッショナブルじゃなかったから挑戦してみたかったっていうのもあるかな。2001年頃だったと思うんだけど、私はBrightonに住んでいて”Housebound”というグループ展示会に参加していたの。そこでスクリーンプリントの壁紙を貼ってみたらいい反響をもらえたの!   

Q.壁紙に関する最初の思い出は? 

私の育った家には玄関とバスルームにローラ・アシュレイの壁紙が 貼ってあったわ。私の両親のチョイスよ。どちらかといえば暗くて重苦しいデザインだったと思う。小さい時から色ペンで壁紙やファブリックのデザインを描いていたの。実を言うとその時のデザインを今も使っていたりするの。”Toyshelf”は私が10歳の時にデザインしたものなのよ。   

Q.自分のブランドを立ち上げる前に壁紙業界での経験はありましたか? 

まったくなかったわ。私は画家だったけど、デザイナーじゃなかったの。Housebound展示会で壁紙を作ると決めるまではね。経験がなかったからいろんな人に教わりながらなんとか形にしていったの。当時は今のようにデジタルプリントが流通していなかったから壁紙を作るのが一苦労だったのよ。     

Q.製品化にいたるまでの苦労話、エピソードはありますか? 

一番難しいのは、いつコレクションが発表できるかってこと。今ではほとんどの製造面の問題をクリアしているけど、デザインを仕上げるのにはいつも苦労するの。でもそれが一番大事なことなの。私はデザインに没頭しているときは、“そのデザインが売れるかどうか”ということを全く考えられないみたいなの。     

Q.壁紙が自分にとって大切なものになると思ったのはいつですか? 

昔からパターンをデザインするは好きだったわ。大学時代の作品も柄がリピートするデザインを描いていたの。壁紙を作り始めの頃に賞賛をもらってお客さんが私の壁紙を買ってくれたのを見て気がついたの。自分の好きなことをして成功できるんじゃないかって。     

Q.避けられたであろう失敗はありますか? 

いっぱいありすぎてきりがないわ!後知恵は素晴らしいもの。いつも思い通りにはいかないでしょ?すごく気に入っているデザインでも全然売れない時もある。そのデザインを作ったことに後悔はしないけど、そのために投資したことには後悔するわ!     

Q.あなたのブランドで一番大切なことは何ですか? 

大切にしていることは新鮮さ、革新的なデザイン、質の良い商品、そしてトレンドの最前線、というよりトレンドが私達を追いかけてくるくらいの位置を走り続けるということ。   

Q.インスピレーションはどこから得ているの? 

インスピレーションはふとした瞬間にやってくるの。誰かとの会話や出会いの中や、田舎道を散歩していた時に見かけた古い壁とかね。いつも持ち歩いている携帯のカメラでそういう瞬間をキャプチャーおくの。その時はその写真がどうデザインに影響するかはわからないけど、とりあえず気になった風景をストックしておくの。 そのことは私の仕事に確実にインパクトを与えるわ。私は自分の家族の歴史と強いコネクションを感じていて、それもデザインに反映させているわ。私の祖母はふたりともアーティストで二人の絵や被写体をデザインに取り入れたりもするの。     

Q.あなたのブランドを単語1つで表すとしたら? 

私自身     

Q.デザイナーになる前はどんな仕事をしていましたか? 

会社を始めるまでは画家だったの。Nottingham Trent University(ノッティンガム・トレント大学)で美術を学んでいたの。会社を始めた当初もまだブライトンにスタジオを持っていて展示会で絵を売っていたわ。旅行も好きでインドに1年、メキシコに3ヶ月行っていたこともあるのよ。     

Q.愛する人に壁紙を送るとしたらどのデザインですか? 

自分のデザインの中からってこと? だとしたら夫との素敵な海辺での生活を思い出すFlightかしら。   

Q.あなたのブランドの中で一番売れている壁紙はどれですか? 

Garden Birdsね。初期のデザインのひとつで、それからずっと人気のデザインなの。     

Q.尊敬している壁紙のブランドはありますか? 

Marimekko, St Jude’s, Deborah Bowness、それに Tracy Kendall!みんな尊敬しているし大好きなデザイナーよ。   

Q.壁紙業界に今後期待することはありますか? 

理想的にはコピー品が少なくなってもっとデザインを守ってほしいと思っているの。とてもたくさんの会社が壁紙を作っているでしょう?残念なことに他のデザイナーの作品を模倣して安い値段で質の良くない商品を売って儲けている会社もあるのよね…。そういうのをあまり見たくないの。     

Q.あなたの壁紙を楽器に例えるなら何? 

ギターね!だってみんなギターは好きでしょ?     

Q.日本と、日本の市場についてどう思いますか? 

日本に行ったことがないからすごくエキゾチックで遠くの存在ってイメージ。夫は東京に言ったことがあるのだけれど、未来に行ったみたいだったよって話してくれたの。綺麗でキラキラしていたって。日本のデザインは大好きよ。日用品のパッケージでさえ素晴らしいと思うわ!トレードショーで見る日本の商品はいつもよくデザインされていて正確でハイクオリティだと思う。だからそんな日本で私のデザインが受け入れてもらえているということを誇りに思うわ!   

Q.最後に日本のファンに一言! 

ありがとう!   

Q.あなたのデザインにインスピレーションを与えたお気に入りの場所、街はありますか? 

たくさんありすぎて一つに絞れないわ!私は海へ行くのは好きで、いつもインスピレーションを得ているから地元のHastings(ヘイスティングス)はTop5に入るわね。それとイングランドの東南の沿岸にあるSouth Downsっていう白亜の崖もお気に入りの場所のひとつね。あと母の住んでいる南フランスのプロバンスも好きよ。行くたびに心が動かされるわ。   

Q.誰かあなたに影響を与えた人はいますか? 

私の祖母はふたりともアーティストで、私が最も影響を受けた人たちね。娘に二人の名前をつけたり、二人の絵や被写体をデザインに取り入れたりもしているの。

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Flavor Paper interview

CREATOR

Q,壁紙ブランドを立ち上げたきっかけは何ですか?

昔から白い壁が嫌いだったんだ。誰一人家や事務所に壁紙を使お うとする人がいなかったんだ。だから1970年代からの壁紙業界がし てきたことを一度全部壊して、壁紙を再生させることを一か八かや ってみようと決めたんだ。 それに、実は不動産ビジネスをしている時に気に入った工場を買っ たらたまたま壁紙工場だったんだよ。それもひとつのキッカケにな ったね。まさか自分で壁紙を作るなんて思ってもみなかったよ。

I have never liked white walls and didn’t know a soul who had thought of using wallpaper in their home or business, so when I learned of a wallpaper company from the 1970’s that was being burned to the ground I decided to take a chance and resurrect it and start making wallpaper. I was in the real estate business and got the opportunity to buy a beat down wallpaper mill. This is the starting point of my venture into the wallpaper world. That was never even a thought in my mind though.

Q,自分のブランドを立ち上げる前に壁紙業界での経験はありましたか?

全くなかったよ。 Not at all.

Q,壁紙が自分にとって大切なものになると思ったのはいつですか? 

Lenny Kravit(z レニー・クラビッツ)が初めてのお客さんになってくれて、NYタイムズが最初のコレクションを絶賛する記事を書いてくれたんだ。アドベンチャーが始まった感じがしたよ。

When we got Lenny Kravitz as our first client and then a rave review of our first collection in the NY Times I knew I was in for a wild ride!

Q,デザイナーになる前はどんな仕事をしていましたか?

プライベート・エクイティ投資や不動産の開発事業などだね。 In private equity and real estate development.

Q,壁紙を作る上で一番楽しいポイントはどこですか?

壁紙を変えると、部屋の雰囲気だけじゃなくそこに居る人の気持ち まで変えてしまうんだ。そこが一番面白いよ。

Seeing the first installation and experiencing the dramatic change in the space and how people react to it.

Q,これまでどんなところで苦労しましたか?

みんなが壁紙から手を引いた時にこのビジネスを始めたからね。 一種のギャンブルだよ。知識が何もなかったからね。 実は僕らが作っている壁紙は作り始めた当初から技術的な問題がたくさんあったんだ。でも今は完全に克服したね。クオリティーは保証するよ。 失敗は成長への手助けをしてくれる。僕らが成し遂げてきた素晴らしい結果も“幸運な偶然“の賜物だったりするんだよ。

Taking strides to create something adventurous when wallpaper was a dead breed took some guts/ignorance, but clearly it paid off. The technical issues are numerous since we produce all of our wallpaper in house, but I won’t bore you with details. The mistakes all helped us learn along the way and some of our greatest effects we have achieved were results of happy accidents.

Q,インスピレーションはどこから得ているの?

一流のアートムーブメントからインスパイアされているよ。それをパ ターンにするんだ。インスピレーションはどこにでもある。探そうと する意思さえあればね。

We are inspired by major art movements to patterns in puddles. Inspiration is everywhere if you’re looking for it!!

Q,あなたのブランドで一番大切なことは何ですか?

生み出すパターンの独創性と色のカスタマイズのオプション!

The creativity we offer in our pattern selection and color customization options.

Q,あなたのブランドの中で一番売れている壁紙はどれですか?

City Park(画像3)はずっとベストセラーで、Flavor Paperのデザイン として初めてスミソニアン博物館に収蔵されたんだ。 (※スミソニアン博物館は映画「ナイトミュージアム」の舞台になった 博物館)

City Park is our all time best seller and first to go into the Smithsonian Museum.

Q,壁紙業界に今後期待することはありますか?

もっとたくさんコラボレーションが見たいね。それに斬新な素材の 開発にも期待してるよ。

More collaboration and grander events that feature wallpaper. More innovative ground material developments.

Q,誰かあなたに影響を与えた人はいますか? Q,日本と、日本の市場についてどう思いますか?

Jay-Z, Banksy, Nobu Matsuhisa(世界的に有名な日本人シェフ)

Q,尊敬している壁紙のブランドはありますか?

NLXL!革新的で今までの基準を打ち砕くような市場への登場には 感服だよ。

NLXL for their innovative and disruptive entry into the market.

Q,日本と、日本の市場についてどう思いますか?

日本は大好きだよ!日本はすごく面白くて他とは違う国だよね。 Flavor Paperもほかとは違うデザインを目指しているから似ていると思うんだ。ものづくりに対してのクオリティーが高いし、そこは僕らも妥協しないところなんだ。

We love Japan and feel our brand aligns well with the Japanese love of all things fun, funky and whimsical. The great appreciation of craftsmanship is also well aligned with our in house production.

Q,あなたのブランドを単語1つで表すとしたら?

ファンキー Funky

 

Q,最後に日本のファンに一言!

僕達の壁紙は“オイシイ”!(※英語でTastyは“とても良い”という意 味)君の生活にフィットすることまちがいなし!

アリガト!

Our wallpaper is ouishii (tasty) and will soothe your soul! Arigato!

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「壁紙」の可能性を無限に引き上げる壁紙界の小さな巨人。

CREATOR

” The Sky is the Limit.”

Piet Hein Eek の”SCRAPWOOD WALLPAPER”で世界を席巻し、

パリのセレクトショップ・merciやカリスマデザイナーのStudio Jobとも

コラボするなどその勢いはとどまるところを知らない。

「壁紙」の可能性を無限に引き上げる壁紙界の小さな巨人、NLXL。

2011 ICFF壁紙部門エディターズ賞受賞『SCRAPWOOD WALLPAPER BY PIET HEIN EEK』

2014 ICFF壁紙部門エディターズ賞受賞『ARCHIVES WALLPAPER BY STUDIO JOB』

       

NLXLは存在感があるし異彩を放っていますよね。どうやって確立していったんですか?他とは違うユニークさの秘密は?

自分ではユニークだとか他とは違うとか意識したことはないかな。 ただ自分の直感を信じて好きなことをやっているだけなんだ。 NLXLは2010年に“SCRAPWOOD WALLPAPER”から始まったんだけど、 僕らには商品にぴったりのパッケージをデザインするセンスがあったらしい。 僕らには当たり前のことなんだけど、商品と同じくらい パッケージにも気を使っているメーカーは僕たちだけだったんだ。 後でわかったんだけどね。 もしこれが君がいうユニークさなんだとしたら、50%は偶然で、あとの50%は幸運かな。    

日本での各コレクションの売れ行きの差をどう感じていますか?

  “SCRAPWOOD WALLPAPER”がベストセラーだね。 それは日本だけじゃなくて世界中どこでも同じ。 その中でも“SCRAPWOOD WALLPAPER”は日本が一番大きな市場なんだ(!) すごく誇らしく思っている。 僕は日本や日本の人々に感銘を受けているからね。 僕たちは細部にまでこだわり抜く。日本もそこを大事にしているだろう。 日本での売れ行きには本当に嬉しく思っているんだ。 僕たちがクオリティの高い良い商品を作っているからっていうのはもちろんだけど、 重要なのは現地のパートナーの存在。 そういう意味でWALPAは最良のパートナーだよ。 WALPAが僕たちを日本に広めてくれたんだ。

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Koichi Hamamoto(Left) & Rick VIntage(Right) @ICFF2014

       

Studio Jobとコラボレーションしようと思ったきっかけは?

  きっかけはViktor and Rolfのファッションショー。 背景のデザインを見てビビッと来たんだ。 その時見たのが”Withered Flowers”のデザインだったんだ。 壁紙業界は400年間くらい花柄の壁紙を作ってきただろ。 そこへきてStudio Jobだよ。 モノクロのしなびれた花の壁紙!アイディアがとても気に入ったんだ。 彼らにNLXLはディテールのスペシャリストなんだと話したんだけど、 Studio Jobの方がはるかに上を行っていたんだ。 彼らのディテールは僕らの次元よりも1000倍くらい上を行ってた。 素晴らしいことだけど同時にとても苦労したよ 。 ヨブとニンケに迷惑をかけたこともあったな。 彼らは本当細部にまで気がつくんだ。彼らの偉大さには感謝してるよ。      

新しいデザイナーの情報はどこから仕入れているんですか?展示会やイベントに行ってハントしてくるとか?

  最近は市場で何が起こっているか知りやすくなったよ。 インターネットが普及する前は展示会に出向かないと情報が入ってこなかったんだ。 でも今はどこからでも情報は手に入るようになったね。    

コラボレーションをするデザイナーを選ぶ時の一番のポイントは何ですか?

例えばデザインのクオリティ?市場性?大衆性?

  いくらデザインがよくても価値観が合わないと契約はしないかな。 僕はおいしい料理とワインが大好きなんだ。 だからその時間を楽しく共有できるのなら大概は契約しちゃうね。 最近の例でいうとPaula Navone。 彼女とは数年前にパリであったmerciのパーティーで出会ったんだ。 merciのクリエイティブディレクターのDanielが紹介してくれたんだよ。 以前から彼女の作品はとても好きだったけど、 一緒に仕事をするとは思ってなかったんだ。 でも実際話をしてすごく気が合うことがわかったんだ! 今年の4月からPaulaと5回のミーティングをしたんだけど、 いつも最終的にレストランで赤ワインを飲んでいるんだよね。 そういうのが好きなんだ。 素晴らしいデザインを作るには楽しまなくちゃダメだってこと!   交渉する上で一番苦労したことは何ですか?   契約書を1ページにまとめるのが一番苦労するところだね。 NLXLの契約書は基本1ページだけなんだ 大概の契約書は20ページくらいあるし、 みんなそれくらいしないといけないと思ってる。 でも僕はそんなことに時間を費やしたくないんだ。 それに提示する条件はいつも一緒だし、 ロイヤリティもデザイナーごとに変えたりしない。 だから行程がすごくシンプルなんだ。 YesかNoだけさ。    

既に目をつけてるデザイナーはいますか?

  いるよ。今まさに交渉中なんだ。 NLXLがコラボレーションしたいデザイナーのトップ3に入る人なんだ。 順調に進んでいるからもうすぐお披露目できるんじゃないかな。 楽しみにしておいてね!     ミューラル壁紙(*)の隆盛ついてどう思いますか?NLXLも出す予定はありますか?   僕がNLXLを立ち上げた頃、デジタルプリントの壁紙ではミューラルタイプが主流だった。 当時の僕のミューラルに対してのイメージは、NYのスカイラインとか海とか、 ベタなデザインだけのつまらないもの。 だから立ち上げ当初はミューラルを作らないってポリシーを掲げたんだ。 でもミューラルは完全に別の域に達したと思う。 今のミューラルはリピートがなく壁全体をデザインで覆うイメージなんだ。 だからミューラルも作ることに決めたんだよ。 ポリシーを常に見直すことの大切さを実感するいい例だと思う。 たとえそのポリシーを曲げることになっても恐れずに一歩踏み出さないとね。 (*)壁画壁紙。WALPAではPHOTOWALL(PHOTOWALL)Wall&Deco(ウォール&デコ)などが人気。    

新たなデザイナーやパートナー。リックにとって「出会い」とは?

  僕らにとって人との出会いが一番楽しいことなんだ。 同じ分野の人と話すのは本当に楽しいよ。 誰でも彼でもっていうわけじゃなくて、 コラボレーションできる可能性のある人とだけ話すようにしてるんだ。 デザインに感銘を受けた人を狙ってアプローチしていく。 有名になってきて周りからの期待が増えてきているからね。 競争相手も増えてる。 でも僕自身は誰のこともライバルとは思ってないんだ。 みんなが成功することを願ってるよ。    

WALPAに来たお客さんにNLXLのムードをもっと楽しんでもらう為に

Rickさんの好きなアルバムを流したいのですが、お気に入りTOP5は?

  良い質問だね。僕は音楽中毒なんだ! 壁紙屋さんで流すとしたらジャズとブラジリアンミュージックが いい感じに合わさったのがいいかな。僕のTOP5はこんな感じ。 1: Kind of Blue by Miles Davis 2: Route 66 by Nat King Cole 3: The new album by Beck, Morning Phase ‒これはジャズじゃないんだけど不朽の名作だよ!毎日10回は聴いてるんだ。 4: A little Ella Fitzgerald & Louis Armstrong 5: Gilberto Gil (日本でのライブのアルバムもあるから是非それを!)    

ブランドを音楽に例えると?

  ソウルとオールド・スクールかな。 そしたら僕はMarvin Gayeってことで(笑)    

もし無人島に持っていくならどのデザインを選びますか?

  友達と大好きなお酒をプリントした壁紙を刷って持っていくよ。 一人は寂しいからね。    

次はどんなデザインで私たちを楽しませてくれる予定ですか?

  すごくエキサイティングな企画をいくつか考えているよ。 まずPaulaNavoneとコレクションを作る予定なんだ。 merciとも新コレクションを作るし、 NLXL LAB(近日公開予定)という新しい子会社も作ったんだ。 NLXL LABは限定エディションの壁紙だけじゃなくて、 Piet Hein Eekのデザインがプリントされた家具とか 他にも素敵なプロジェクトが進行中だよ。 東京デザイナーズウィーク2014(*)で発表できるといいな。 (*)建築、インテリア、プロダクト、グラフィックなど 優れた生活デザインとアートが世界中から集まるイベント。 2014年のテーマは「Creative Fes 天才万博」。    

NLXLの10年後、20年後のビジョンは?

  僕のNLXLのビジョンは小さくて無駄のない会社にすること。 デザイナーとお客さんと商品に重点をおいた会社。 フィールドも壁紙だけに限定しない。 今現在NLXLは僕の予想より幅が広くなってきているんだ。 悪いことじゃないけど、オーディエンスが増えると それだけクライアントひとりひとりとの距離が遠くなってしまうからね。 10年20年先のビジョンとなるとちょっと難しいな。 車みたいな感じ。僕は車が好きなんだ。毎年買い替えちゃうくらい! でもどのメーカーでもどの色でもどんな価格の車だって 結局は移動する時に使う車輪が4つついた物だってこと。 会社も同じだと思うんだ。根本的な所は何も変わらない。 NLXLを設立する前、レストランではステーキを、 デザインスタジオではロゴを、ナイトクラブでは二日酔いを提供してきたんだ。 お客さんが好きな空間や商品を、笑顔を与えられたらって思いながらね。 「細部にまでこだわりぬく」 これが今まで僕がやってきた会社全てに共通するRed Line。 つまり一番大切にしていることなんだ。僕が生涯続けていきたいと思ってることさ。    

インテリア以外に興味のある分野は?

  音楽、車、アート、デザイン、休暇、僕の子供たちと奥さん。 奥さんを最後に言ったからあとで彼女に怒られるかも(笑)  

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Team NLXL イタリアの展示会「Salone Del Mobile 2014」

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「パターンは以前使ったテーマの再解釈なんだ。ただコピー&ペーストするだけじゃダメ。」

CREATOR

NLXL社CEO・Rick Vintageは2013年のViktor & Rolfの秋冬コレクションのファッションショーをパリで見ていた。 そのコレクションでのJob SmeetsとNynke Tynagel によるデザインユニットStudio Job が手掛けた”The Withered Flowers”の装飾を見たとき、1年前の秋にこの2人組のデザインユニットへメールを送っていたことをRickは思い出した。   Job-port   数メートルのしなびれた花のデザインはRickを虜にした。彼はもう一度Job Smeetsに連絡してみる ことにした。RickはStudio Jobのデザインを自社のNLXLで壁紙に使用できないか考えたのだ。 数回の話し合いの後、契約は成立。Nynke TynagelとJob Smeets、そしてRickの妻・Estherを含めたNLXLのチームはスタジオのアーカイブを掘り下げていったコレクションがこの”ARCHIVES WALLPAPER”だ。  

Withered Flowers Black(JOB-06)

Archives Wallpaper by Studio Job

  Job Smeets(以下J): リックは僕たちが思いついた全てのグラフィックパターンを プリントしてくれたんだ。50ロールくらいかな? 50種類の違うモチーフのデザインだよ。 Rickと何度も話し合って、ありふれたウォールステッカーみたいに ならないように気をつけながら6パターンにしぼったんだ。   Rick Vintage(以下R): Studio Jobの歴史をキャプチャーした気分だよ。 だからコレクションの名前が”Archives”(保存記録)なんだ。   Jパターンは以前使ったテーマの再解釈なんだ。 ただコピー&ペーストするだけじゃダメ。 既存のパターンを適合させて長さ9mのより良いものに 再構築するんだ。 凄くユニークだし、ひとつのロールの中に柄の繰り返しが全くないんだ。   R: 当然”Withered Flowers”は一番最後までとっておいた。 ”Withered Flowers”(JOB-07)はウィリアム・モリスを 思わせるような色使いのデザインだよ。

Archives Wallpaper by Studio Job / Withered Flowers

Archives Wallpaper by Studio Job Withered Flowers(JOB-07)

  J: だから選ぶ幅が7つに広がったんだ。 6つはなんだかしっくりこなくて。 6は偶数だろ?僕は偶数より奇数派なんだ。  

普通の壁紙じゃないんだよ。9mの長さのアートなんだ。

  Nynke Tynagel: どのデザインを隣同士に並べた時でも、 繋がっていて互いにシンメトリーになるように デザインし直したの。 だから全てのデザインは完璧にマッチするのよ。   J: 普通は別のデザインを隣合わせに貼るなんて 思いつかないかもしれないね。 そういう意味ではこの壁紙は上級者向けなんだ。 パターンを使って自分のコンセプトウォールを作る事ができる。 普通の壁紙じゃないんだよ。9mの長さのアートなんだ。   Esther Vintage: だからとても魅惑的なのよ。 伝統的な壁紙の在来の技法を使って 自分の好きなように遊べるのよ。   J: 貼ってもらうとわかると思うんだけど、 他のインテリアにも影響を与える壁紙なんだ。 ただの壁紙じゃなくて、もはやアートなんだよ。 貼ることによってよりこの壁紙の深みを 感じることができるよ。 それはスタイルを超越するんだ。 「でもどこに絵画を飾ればいいんだい?」 と誰かがぼやくなら僕の答えはこうだ。 モダニズム的な解釈では真っ白な壁に 絵画を飾るのが一般的かもしれないけれど、 17世紀か18世紀頃は柄のごちゃごちゃした シルクの壁紙の上に絵画を飾るのが一般的だったんだ。 別の視点から考えてみよう。 この壁紙を貼れば、もう絵画なんて必要ないさ。 そういう風に考えてみるとこれは比較的安価なアートだね。  

Archives Wallpaper by Studio Job

Archives Wallpaper by Studio Job

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セレブが愛するデザイナーが送る本物のフェイク

CREATOR

Piet Boon(ピート・ブーン)は家具のみならず建築、 インテリアに至るまでトータルでデザインし、 彼の創りだすラグジュアリーな空間は、クールでありながら暖かみもあり、 セレブリティを中心にとても人気。

機能的で快適さを追求した 永続的なデザインで、数々の受賞を経て、 ヨーロッパを代表する国際的なデザイナーとなった。 この”CONCRETE WALLPAPER”は、リアルなコンクリート柄に 程よいビンテージ感が魅力の壁紙シリーズ。壁紙はもちろん、天井にもオススメです。

  boon_rick     Piet Boon:  初めてNLXLを訪れた時は唖然としました。彼らの生産過程やクオリ ティの高さ、ユニークな考え方と情熱、その全ては目を見張るものでした。 ”CONCRETE WALLPAPER”の仕上がりには大変満足しています。 全ての面に おいて結果も素晴らしい. 実際に触れてみないと本物か壁紙か見分けがつかない程です。 コンクリートは私のお気に入りの素材です。落ち着いていて静かな 趣が気に入っています。 それが今では素晴らしい壁紙となり、壁や天井に使うことで空間を簡単に手頃な価格で変化させることができるようになりました。 もちろん腰壁としても使えます。 もう一つの強みは細かい傷が目立たないということ 。 下地の凹凸や細かい傷をカバーできるデザインになっているからです。 NLXLの壁紙は驚く程優秀で永遠に続くものだと思います。 近年壁紙の人気がでてきたのも至極当たり前のことなのです。 何世紀にわたって壁紙は壁をデコレーションして豊かなものにしてきました。 壁紙は面白みのある温かくて喜びにあふれた雰囲気を醸し出してくれます。       Rick Vintage:  ”SCRAPWOOD WALLPAPER”コレクションを発表してから、ハングリー精神が出てきたんだ。 お金や売り上げに対してって意味じゃないよ。 “SCRAPWOOD WALLPAPER”コレクションの売り上げがいい時期にPiet Boonに出会ったんだ。 僕らの商品を見せたらすごく驚いていたよ。その時のことはよく覚えてる。 彼が「リック!僕も壁紙を作りたい!」って言ったんだよ。 で、作ったってわけさ。 Pietはとてもおおらかな奴なんだ。 みんな彼のことが大好きだよ。本当に良い奴なんだ。         CON-06 CON-06

merci

99%ボツにした男が巡り合ったのは・・・

CREATOR

(写真 Merci代表 Jean-Luc Colonna) ”merci(メルシー)”と言えば、パリで人気のセレクトショップ。 NLXL社とコラボしてできた壁紙のモチーフはTin Tile。 欧米では19世紀後半と20世紀初頭に石膏装飾の代替えとして広まった 錫(すず)板製の型押しタイルのこと。 リアルなタイル柄に、ほどよいビンテージ感が魅力の壁紙。 実はこの”BROOKLYN TINS”コレクションには、 日本のモジュールに合わせた通常の4分の1サイズのシリーズ ”BROOKLYN TINS J-Edition”も登場している。  

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BROOKLYN TINS BY MERCI

  ”BROOKLYN TINS BY MERCI”の誕生秘話について NLXL社のファウンダーリック・ビンテージ氏に聞いた。     ”CONCRETE WALLPAPER”をデザインしている時期に、 僕らの一番の取引相手のひとつであるmerci のパーティーがあって パリを訪れたんだ。   成功の立役者であるJean-Luc Colonna(上写真、merci代表)が、   「うちのクリエイティブディレクターのDanielと話してみないか? 壁紙のアイディアがあるらしいんだ。」   って言ってくれてね。   今までも色々な人からアイディアを提案されてきたけど、   99%はボツにしてきた。   クオリティのレベルが達していなかったからね。   だから誰かからのアイディアの提案を受けるのは少し気が進まなかった。   僕とDanielはその夜パーティーでレジカウンターに寄りかかって ワインを飲みながら話をした。 そのとき彼がこう言ったんだ。   じゃあそろそろ僕の壁紙のアイディアを聞いてくれるかい?」 ってね。 そして、彼はカウンターの側面を蹴って「これだよ」と言ったんだ。 カウンターを見てみると、 そこにはビンテージの アメリカ製ティンタイルがあったんだ。   merci店内     その時ちょうどフランス風のバーの内装デザインをしていたから 輸入先にツテがあってね。   そこから”CONCRETE WALLPAPER”と”BROOKLYN TINS”を 同時に製作していくことになった。   ”CONCRETE WALLPAPER”は成功するまでに少し時間がかかったけど、 ”BROOKLYN TINS”はすぐさま人気が出たよ。   Jean-LucとDanielとは一緒に働けて本当に嬉しく思うよ。 彼らは才能に満ちあふれていて、僕は他の誰とも違う目線で商売を進めていくことができる。   彼らの知識はNLXLにとてもプラスになったよ。  

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BROOKLYN TINS BY MERCI